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俺は「クアハウス」とか「温泉センター」とか言う巨大温泉施設が嫌いだ。ジャグジーなんてもってのほか。中には平気でお湯を循環させてるところも有りやがる。まったく何を考えてるんだか。
てな訳で、俺、ひなびた温泉の味方です。とは言え、金と暇の無い貧乏人の俺。「ひなびた温泉の味方です!!」と大声で言える程の入湯数ではないのが現実。しかしここで、あえて少ない入湯数の中からさらに選りすぐった、俺が常連になりたい温泉宿を紹介します。って言うか、紹介させて。頼むから。

このページ以外の温泉は「温泉マップ」からどうぞ。


洞爺湖温泉不二荘(0142-75-2039)

凄いベ!!13帖間に次ぎの間付きよん♪
なんつったってこの雰囲気ですよ!!
いやいや久々にこの温泉のメインページを飾るにふさわしい旅館に遭遇しました。
壮瞥温泉側から入ると右手にずーっとでっかいホテルが並んでるんだけど、それがポツッと切れてちょっと寂し気な雰囲気が漂うあたりにこの「不二荘」はあります。
昭和40年創業って言うから、かなり年期の入った建物なんだべなぁと探したけど見付からず、バックしてもう一回。あぁぁぁぁっ、あった、あった。
家庭的なメニューでした。

賑やかさを取り戻しつつある洞爺の温泉街に不二荘はひっそりと佇んでおりました。もぉーええ感じや。これや、これやで。と、なぜか大阪弁になりながら中へ。家族経営だってすぐわかる感じのエプロン姿のおやっさんが出迎えてくれました。
「いらっしゃい! 温泉はあれ、あそこね」と指をさし、
「24時間いつでも入れるから。一応男と女に別れてるけどどっちに入ってもいいよ。なんも、あれだったら家族一緒に入ってもいいし」凄い歓迎ぶり。
もしかして俺らって久々の客なんだベか。しかも今日泊まるのは我が家だけかな。
などと思いながら部屋へ案内されて驚いた。広い!! 数えたら畳13枚。その上籐の椅子とテーブルセットのある6帖の次ぎの間付き!! 3人家族には広すぎるわい。と、ふと日の差す方をみると、洞爺湖側がぜ〜んぶ窓。5.4メートル幅が全部窓なんですよ。洞爺湖一望なんてもんじゃない。いやいや、特別室だべさこりゃ。
そして、当然気になるのが温泉さ。なぁーんも、ばっちりだぁ。脱衣場1帖、浴室3帖、湯舟一帖。どうだ!!参ったかぁ!!もー完璧ひなびた温泉宿。お湯の色は緑茶色とでも申しましょうか。泉質は含石膏、含重曹食塩泉。湯の華もいっぱい。
でもこういうの嫌な人もいるんですよね。我が家はこれが大好きさ。

ひとっ風呂浴びたところでお土産を買いにぶらぶら散歩に出ました。まず、旅館のすぐ向かいのお土産屋さんで何品か。当然お酒も買いました。「洞爺湖」という名の日本酒と、もう一本じいちゃんに濁り酒を。そのあとわかさいも本舗でお菓子を買って宿へ戻り、やっぱり一杯飲むわけさ。買ったばっかりの「洞爺湖」を。え?なんもなんも、食前酒だって。ウィーッ…

食事は晩、朝ともに家庭的なメニューで、それでもホタテのバター焼きやら、骨付きソーセージ、ホタテの刺身等、キャンプ料理に飽きていた我々には有り難い御馳走でした。朝なんか俺4杯も飯食っちゃったもんねぇ〜♪
あっ、そうそう、お客さんも後から後から入って来て、結局3家族と1組が泊まってました。おやっさんの話だと我が家が一番いい部屋だったんだって。洞爺湖の花火も部屋からバッチリ拝めたしね。

古い旅館特有のすえたような匂いはちょっと気になったけど、なんたって安いし、キャンプ旅行の疲れを取るには最高の宿でした。
窓から遊覧船乗り場をのぞむ
料金:大人5,850円・小学生4,200円(1泊2食)、外来入浴:400円



モッタ海岸温泉旅館(0136-74-5336)

国道229号線を北桧山から島牧村に向かって進むと、右手の小高い丘の上に見えてくるのがモッタ海岸温泉旅館。99年の改築って言うより、場所をずらして新築してからは、旅館と言うよりペンションのたたずまいとなり、部屋数も5室と、こじんまりしたきれいな宿になりました。お湯は、癌治療で全国でも名高い、秋田の玉川温泉に匹敵する程のラジウムを含有した、白い湯の華の浮かぶ硫化水素泉。丁度うちらが着いた日に露天風呂が完成し、めでたく入湯。日本海に沈む夕日を見ながら極楽気分が味わえます。
味わうと言えば、料理がまた嬉しいのです。前浜で上がった魚介類を「はい、刺身」「はい、煮付け」っていうのじゃなく、奥方が工夫をこらして調理して下さるので、いわゆる「旅館料理」じゃないところがまたいいじゃないですか。
道内最大級の滝、「飛竜・賀老の滝」も見のがさないでね。
料金:7,500円〜10,000円(1泊2食)、外来入浴:大人400円、小人200円。湯の華の販売もしてくれます。



白金温泉ペンションほしの灯り家(0166-94-3535)

十勝岳の山裾に、2000年7月にオープンした、新築ほやほやの宿です。オーナー自ら工事したと言う巨岩を無造作に並べたような豪快な露天風呂がすごい。お湯は、淡い黄色味を帯びた硫黄泉。お湯は多少熱めですが、思いきって入っちゃいましょう。いい肌触りのお湯ですよ。
晩の食卓には、クリームシチューや豚の角煮などの家庭料理のほか、オーナーの娘さんが礼文島から送ってくれたと言うヤナギノマイの刺身が並びました。グラスワインも一杯つきました。家庭的で温もりの有る宿でした。(玄関横のスペース以外全館禁煙)
料金:7,500円(1泊2食)、その他詳しい事は、こちらを見てけさい。



濁川温泉天龍旅館(01374-7-3020)

濁川温泉郷の中で、ここはまだ入った事がなく、いつか来ようと思ってるうちに旧館の隣に新築になってしまいました。いや、新築もいいんですが、この温泉郷の宿の浴室って言うのがどこもそれぞれ趣があって、ひなび派の俺にとってはぴったしだったんです。「なーんだ、古い方に入りたかったなあ」なんて思ってたんですが、入ってみたら「やーや、けっこういいんでしょ。いゃ、なまらいいっけ」と言う事にあいなりました。浴槽は2つで、熱いのと、凄い熱いのと。お湯は、茶色。泉質は弱食塩、アルカリ、重炭酸、硫黄、重曹泉って多すぎるって。
このあたりは、温泉郷といっても洞爺や湯の川とは違い、田園風景の広がる、山に囲まれた盆地の中に旅館が点在するというもので、よって、いたって静か。のんびり静養するにはもってこいの場所です。温泉旅館は6軒ありますから、はしごも出来ますよ。
最近この温泉郷の奥に、俺にとってあまり好ましくない大型温泉施設が出来まして、けっこう車の出入りも多くなった様ですが、私は小型温泉旅館を愛します。

料金:7,500円(1泊2食)、外来入浴:大人400円、小人200円



千走川温泉旅館(0136-74-5409)

俺、実を言うと自動車免許が無いんですよ。なに?免停食らってそのままになってるんだべって?いいえ、違います。40過ぎになった今まで一度も持った事がないのです。ハッハッハ、どうだ、凄いベー。と言うわけで、旅行するときは、運転の出来る配偶者頼み。「あまり遠い所へは行けません」と言う運転手を、旅行プランナーの俺はだましだまし遠距離ドライヴに慣れさせ、今年は八雲まで、今度は長万部までと、とうとうこの日本海側の千走川まで到達させたのでした。
美坂哲男さんの「諸国いで湯案内/北海道編」で見て以来、行きたくてたまらなかったこの「千走川温泉旅館」。期待通りでした。おまけに、昔は無かった露天風呂まで出来てて、嬉しい限り。茶色いぬるめのお湯は、我々が行った夏の時期にはちょうどよく、ゆっくり入っていられました。浴室は、屋根や男女のしきりが木を組んで作られており、情緒があります。露天は小振りですが、いいのいいの。ただし、元気なアブが沢山飛んで来ますので、苦手な人は内風呂だけにした方がいいかも。ちなみに俺はケツを含む3箇所を刺されました。

食事も凄いです。7500円〜10000円の料金設定が有りますが、7500円でも充分満喫できます。俺は、10000円の方にしてもらったのですが、アワビが出る出る、「もう降参」って言うくらいでしたから。
旅館の前の道路を山の中へずんずん走っていくとモッタ温泉のところで書いた、賀老の滝があります。

料金:7,500円〜10,000円(1泊2食)、外来入浴:大人400円、小人200円



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